主の御声は響く | 詩編 29編

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詩編 29編

主の御声は水の上に響く。
栄光の神の雷鳴はとどろく。
主は大水の上にいます。
主の御声は力をもって響き
主の御声は輝きをもって響く。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 29編3節~4節

主の御声は響く

この詩編を声に出して読んでみてください。これほど「主の御声」が響いている詩編はほかにありません。主の言葉を目で追うばかりの私たちは、主の御声の本当の力を知りません。きょう、真実に主の御声の力ある響きをこの身に感じたいと思います。

「主の御声は水の上に」。神の「生きよ」という私たちへの強い想いを感じます。「水」「大水」とは「死」を暗示しています。主イエスが湖の上を歩かれる物語がありますが、あれはこの御言葉の成就を物語っているのです。主の御声・主の言葉そのものであるお方・十字架の死からよみがえって、死に打ち勝ち、死を滅ぼしてくださったお方が水の上に…。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」(マコ4章41節)。

「主の御声は力をもって」。「力」という言葉には生み出す力・押し出す力の意味がこもっています。無からの創造、「光あれ」という言葉の力を思い出します。このような力ある主の御声が響いている中を生きているのに、これを感じないでいるとは!

主の御声・主の愛に駆り立てられてきょうの日を生きたいものです。

教育機関誌 委員会