悪の支配からの解放 | ルカによる福音書 8章

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ルカによる福音書 8章

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとく町中に言い広めた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 8章39節

悪の支配からの解放

弟子たちと一緒に舟に乗り、嵐の湖を越えてゲラサ人の地方に着かれた主イエス。そこで、レギオンと名乗るたくさんの悪霊にとりつかれた男に出会われます。

男は羞恥心を失い、汚れた場所に身を置いて、自分自身を見失っていました。人とのきずなも断ち切って荒れ野に向かうこの男の姿は、程度の差はあるとはいえ、神のもとから離れてさまよう現代人の姿を映し出していると言えないでしょうか。主イエスはそのような1人の男を救うために、嵐の湖を越えて来てくださったのです。そして、悪霊を追い出されました。

自分が救われる代わりに豚の群れが湖になだれ込んでおぼれ死んでいる様子を見た男は、自分にとりついていた悪霊の力のすさまじさに呆然としたことでしょう。彼はその後で、主イエスの言葉に従って家に帰り、主イエスが自分にしてくださったことを町中に言い広めました。

このわたしが救われるために、豚の群れどころか神の独り子が犠牲になってくださったということを知っている私たちは、より一層の驚きと感謝をもって、この出来事を世に証ししていくべきです。

吉田 実(但馬みくに伝道所)