テトスへの手紙 1章
あなたをクレタに残してきたのは、わたしが指示しておいたように、残っている仕事を整理し、町ごとに長老たちを立ててもらうためです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テトスへの手紙 1章5節
長老の資格
木村 恭子(川越教会)
あなたをクレタに残してきたのは、わたしが指示しておいたように、残っている仕事を整理し、町ごとに長老たちを立ててもらうためです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テトスへの手紙 1章5節
木村 恭子(川越教会)
2018年6月の聖書日課をまとめて表示します。
「テトスへの手紙」の聖書日課をまとめて表示します。
木村 恭子が担当した聖書日課をまとめて表示します。
パウロはテトスをクレタ島に残し、町ごとに長老を立てるよう命じています。
私たち「日本キリスト改革派教会」も、長老が教会を治める働きを担います。長老は会員の選挙で選ばれます。教会に牧師を招く場合も同様に選挙で選ばれます。そして選挙の結果を、私たちは「示された神のご意志」と受け止めます。
しかし、パウロが6節から9節で示しているような厳しい基準を求められたなら、果たして適格者がいるでしょうか。まして家族のことまで問われるとしたら、本当に立つ瀬がない!と思う人が多いのではないでしょうか。
私たちは皆「土の器」ですから、牧師も長老も、神の赦しと助けがなければその働きを全うすることはできません。私たちはそのことを覚えた上で、選ばれた者は少しでもこの基準に近づく努力をし、選んだ者たちは祈りをもって支える、ということが必要でしょう。
欠けを批判するのではなく、補い支え合いながら、キリストの教会を愛し、建て上げていく努力が一人一人に求められています。