ヨハネによる福音書 20章19-31節
トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」さて8日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。…イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 20章25節~26節
聖霊を受けなさい
禰津 省一(熊本伝道所)
トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」さて8日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。…イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 20章25節~26節
禰津 省一(熊本伝道所)
2018年4月の聖書日課をまとめて表示します。
「ヨハネによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
禰津 省一が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスの復活は、十字架から数えて3日目、すなわち日曜日でした。復活の主はその日の夕方、集まっていた弟子たちに姿を現されました。しかし、トマスは、その場にいませんでした。
8日の後、つまり翌週の日曜日に、再び主イエスは来て、言われました。「あなたがたに平和があるように」。
主イエスは、特別にトマスだけに言われました。「あなたの指をここに当てなさい、手をわき腹に入れなさい」。復活を疑うトマスのために主は来られました。主はトマスに命じます。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」。自らを恥じて直ちに信仰を告白したトマスは、「見ることにより、体験することによって、信じた弟子」かもしれません。けれども、主の憐れみが確かにトマスを捕らえたのです。
「見ないで信じる者は幸いである」。トマスと同様に疑ってしまう私たちかもしれません。けれども、私たちにも憐れみが注がれています。主イエスは息を吹きかけて、「聖霊を受けよ」と言われました。私たちは主の霊、聖霊によって信じます。そして、主イエスを信じないこの世界に遣わされるのです。