互いに重荷を担いなさい | ガラテヤの信徒への手紙 6章

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ガラテヤの信徒への手紙 6章

互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ガラテヤの信徒への手紙 6章2節

互いに重荷を担いなさい

聖書はキリスト者のことを「御霊の人」と呼んでいます(1節、新改訳)。決してお世辞ではありません。「アッバ、父よ」と祈る人は御霊の人なのです(4章6節)。

御霊の人であることは、だれかが罪に陥ったときの対応に最もよくあらわれます。私たちには、罪を犯した人を裁いて、石を投げようとする性質がありますが(ヨハ8章)、御霊の人は、自分が何者でもないことを覚えます。自分も同じ過ちに陥ったかもしれません。自分の知らないところで、自分の罪を兄弟姉妹に担ってもらっているかもしれません。何よりも、主イエス・キリストによる罪の赦しを覚えます。お互いに知っているのは、誰の人生にも重荷があることです。その重荷はいろいろな形であらわれますが、一番の重荷は罪です。

主イエス・キリストは、「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と招いておられます(マタ11章28節)。共に、この主の御前に出ることです。主の赦しと励ましの言葉を聞いて共に歩んで行くことです。主の御前で、私たちもまた互いに赦し合い、愛し合いましょう。

西堀 則男