イザヤ書 29章
「この民は、口でわたしに近づき
唇でわたしを敬うが
心はわたしから遠く離れている。
…
それゆえ、見よ、わたしは再び
驚くべき業を重ねて、この民を驚かす。
賢者の知恵は滅び
聡明な者の分別は隠される。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 29章13節~14節
神の驚くべき業
藤井 真(千里山教会)
「この民は、口でわたしに近づき
唇でわたしを敬うが
心はわたしから遠く離れている。
…
それゆえ、見よ、わたしは再び
驚くべき業を重ねて、この民を驚かす。
賢者の知恵は滅び
聡明な者の分別は隠される。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 29章13節~14節
藤井 真(千里山教会)
2018年2月の聖書日課をまとめて表示します。
「イザヤ書」の聖書日課をまとめて表示します。
藤井 真が担当した聖書日課をまとめて表示します。
この世の価値観が絶対的なものではなく、もっと別の何かがわたしを支えているのだと信じたい。しかし、実際は、この世の力に引きずられながら、苦しんでいる人は多いのです。
キリスト者である私たちも、神から与えられている信仰と、この世の価値観の狭間で、色々と葛藤を抱えながら生きているのではないでしょうか。そのなかで、時に、この世の価値に呑み込まれてしまうことがあります。それでも何とかして信仰を保ちたいと思い、口先やうわべだけで、神を信じようとしてしまいます。この時のエルサレムは、神により頼もうとせず、エジプトの力を頼りにして、アッシリアと戦おうとしていました。神の御心を尋ね求めようとせず、自らの知恵を第一にしました。
しかし、神は心をご覧になられるお方です。どれほど敬虔な信仰者として振る舞っていても、神の御前には空しいだけです。神はそのような私たちを驚かせます。これまでの価値観をひっくり返し、神を神として生きる道を、私たちの前に拓いてくださいます。その先にキリストの十字架が立っています。