主が与えてくださる救いのしるし | イザヤ書 7章

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イザヤ書 7章

イザヤは言った。
「ダビデの家よ聞け。
あなたたちは

わたしの神にも、もどかしい思いをさせるのか。
それゆえ、わたしの主が御自ら
あなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 7章13節~14節

主が与えてくださる救いのしるし

アラム・エフライム連合軍の攻撃に対して、アハズ王はアッシリアに使いを送り、援軍を頼みました(王下16章5節以下)。アッシリアの王ティグラト・ピレセルは、アハズの頼みを受けてアラムの都ダマスコに攻め上ってこれを占領し、王レツィンを殺しました(同9節)。また、ピレセルは、北イスラエルの全地方を占領し、住民を捕囚として、アッシリアに連れ去りました(同15章29節)。

6章10節で言われているとおり、アハズ王は主なる神の御前に心を頑なにして、「悔い改めていやされることのない」者です。そこで神は、アハズ王に一つのしるしを与えられます。「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」。インマヌエルとは、神が我々と共におられるという意味です。

私たちは真の「インマヌエル」を知っています。それは、どのようなときにも共にいて、私たちの罪を贖い、私たちを守ってくださる私たちの救い主、イエス・キリストです(マタ1章23節)。

遠山 信和(静岡教会)