神の国と教会 | マタイによる福音書 16章

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マタイによる福音書 16章

「わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 16章18節

神の国と教会

主イエスはペトロに「わたしの教会」を建てると宣言されました。教会はペトロ個人のものでも、また、その後継者のものでもなく、主イエス・キリストのものです。主イエス・キリストを中心としてささげられる礼拝こそ、神の国の最も鮮やかな現れです。それゆえ、この世のさまざまな妨げや迫害の中でも、私たちは主イエス・キリストが中心であるような「あなたの教会を保ち進展させてください」と祈ります。

この祈りは一つの地域教会の進展にとどまらず、むしろ、公同教会の全体に関わります。この点について『ハイデルベルク』には次のように記されています。第54問「『聖なる公同の教会』について、あなたは何を信じていますか」。答「神の御子が、全人類の中から、…選ばれた一つの群れを、御自分の御霊と御言葉とにより、まことの信仰の一致において、世の初めから終わりまで集め、守り、保たれる、ということ」です。

このように神の国の進展は御言葉と御霊により、まことの信仰の一致において立つ教会の進展と切り離すことのできない事柄なのです。

李 東隼(和歌山伝道所)