水と霊とによって生まれる | ヨハネによる福音書 3章

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ヨハネによる福音書 3章

イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 3章5節

水と霊とによって生まれる

ファリサイ派に属するニコデモは主イエスに、「あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています」と言いました。その時、主イエスは、「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と言われました。ニコデモは、「新たに生まれる」ことを、お母さんの胎内に戻って、もう一度生まれることのように考え、「そんなことできるわけない」と困惑しました。主イエスは、戸惑っているニコデモに、「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない」とも言われました。

「新たに」という元々の言葉には、「上から」、「天から」いう意味があります。主イエスが「新しく生まれる」、「水と霊とによって生まれる」と言われたのは、上から生まれる、つまり、神によって天から来られた主イエスとの関係に生きることです。

主イエスは神のもとから来られたお方です。神の国は、自分の力で人生をやり直して入れるものではありません。唯一の方法は、水と霊によって新たに生まれ、主イエスとの関係に生きることなのです。

千ヶ﨑 基(横浜教会)