ペンテコステ | 使徒言行録 2章

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使徒言行録 2章

一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
…この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 2章4節~6節

ペンテコステ

今日はペンテコステ。イエス・キリストが十字架に架けられ、3日目に復活なさった後、50日後に聖霊が降臨されてキリスト教会が誕生した記念の日です。

その時の様子を聖書は次のように報告しています。

当時、エルサレムにはユダヤ教の盛大な祭りの一つである五旬祭に参加するため、各地から多くの人々が集まっていました。その中で驚くべきことが起こりました。午前9時ごろ、120人ほどのキリストの弟子たちが礼拝をしていると、突然、「激しい風が吹いて来るような音」が「家中」に響き、「炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった」。その結果、皆が聖霊に満たされ、いろいろな地方の言葉で神をほめたたえ始めました。このことは、主イエスが昇天直前に約束されておられたことの成就です(使1章4、5節)。ペトロの説教が指摘するように、旧約聖書の中で約束された「終わりの時」の到来、つまり、キリスト教会が歩み始めた日でした。この日を境に、弟子たちは、エルサレムから始まって地の果てにまで、聖霊によって押し出されて行ったからです(使1章8節)。

高本 博純