弁護者キリスト | ヨハネの手紙一 2章

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ヨハネの手紙一 2章

わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 2章1節

弁護者キリスト

キリストは、天に上げられ、父なる神のもとで父なる神と同じ栄光を受けておられます。

キリストがこの栄光にあずかったのは、第一に罪なき生涯を送り、神に従いきったこと、第二に十字架において私たちのすべての罪を償ったことによります。しかもキリストはひとりの人としてではなく、教会のかしら、すなわち信じるすべての者の代表として父のもとにおられます。

私たちは日々罪を犯す者でありますが、父なる神はこのキリストにおいて私たちを見ておられます。罪に支配され、霊的に死んだ者としてではなく、キリストの恵みのもとに入れられ、キリストの命に生きる者として、神は私たちを見てくださいます。

ハイデルベルク信仰問答の問49の答は、キリストを弁護者と呼んでいます。私たちの傍らに立って、「この人の欠けと罪はわたしが償いましたから、わたしのゆえにこの人を、罪なき神の子とみなしてください。そのために父はわたしを十字架にかけたのではありませんか」と、弁護しておられるかのようです。

このキリストを主と仰ぎ見て、赦しの喜びを握りしめ、与えられた生涯を歩もうではありませんか。

今井 献(仙台カナン教会)