マタイによる福音書 1章
主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 1章20節~21節
恐れず迎え入れなさい
高内 義宣(津島教会)
主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 1章20節~21節
高内 義宣(津島教会)
2016年12月の聖書日課をまとめて表示します。
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ヨセフは何を恐れたのでしょうか。それは「マリアを迎え入れ」ることでした。ヨセフはマリアから身を引こうとしました。自分はもう関われないと思ったのでしょう。
ところが神は天使を彼のもとに送って、「マリアを迎え入れることが正しいことなのだ。そうしてくれることが救いを実現することなのだ。あなたにはとびっきりの役目があるのだ」とおっしゃいます。
ヨセフがエジプトで母子を守ったことや、生活を支えたことはよく知られています。また、ヨセフは王族の末裔だったので(1章16節)、ダビデ王の血筋を長男イエスに継ぐという大切な役目を託されたのです。ヨセフは神の救いの計画にこのような形で参与するとは考えてもいなかったでしょう。王族であっても一介の庶民に過ぎなかったからです。でも神はヨセフに積極的にこの計画に加わるようにと促しています。
わたしはここにクリスマスをもたらすための神の細やかな配慮を見ます。神の計画では小さな一つも一人もおろそかにされることはありません。ですから、私たちは様々な恐れを捨てて、神のご計画に参与しましょう。