一粒の麦の恵み | ヨハネによる福音書 12章

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ヨハネによる福音書 12章

「はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 12章24節~25節

一粒の麦の恵み

今のわたしがあるのは、主イエス・キリストのおかげです。キリストに出会うまでのわたしは、自己中心的なまでに、自分を愛して生きてきました。自分さえよければ、他のことはどうでもよかったのです。また、聖書の話を何度聞いても、古い自分にしがみついたままで、新しくなろうと真剣に考えたことは少なかったと思います。自分に栄光を帰そうとする自分を憎み、心をすべて主にお委ねすることが、なかなかできなかったのです(25節)。

しかし、そんなわたしを主は忍耐し、愛し続けてくださいました。自分だけを愛する生き方がいかに惨めであるかを知って、思い悩んだときに、主イエスは、十字架を指し示してくださいました。一粒の麦である主イエスが、わたしのために十字架について死んでくださり、すべての罪を赦してくださったことが、本当に分かったのです。

一粒の麦である主イエスの恵みが、多くの実りを与えてくださいました。御子を賜わるほどに、神から大切にされている自分を心から喜び、これからも主を賛美し、主にお仕えしていきたいと思います(26節)。

藤井 真(千里山教会)