専念すべきこと | テモテへの手紙一 4章

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テモテへの手紙一 4章

わたしが行くときまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。あなたの内にある恵みの賜物を軽んじてはなりません。…以上のことをしっかりと守りなさい。そうすれば、あなたは自分自身と、あなたの言葉を聞く人々とを救うことになります。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 4章13節~14節、16節

専念すべきこと

13~16節では、牧会者と教会にとって一番大切なことが教えられます。それは御言葉と祈りに集中することです。

パウロはテモテに「聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい」と命じます。エフェソの教会では偽教師が誤った教えを言い広め、教会を混乱させていました。ですから、彼らの教えに心を奪われることなく、御言葉の奉仕に専念するように命じました。

教会の中に起こるさまざまな問題に心を奪われて、右往左往しないように注意しなければなりません。また人心掌握術を駆使して教会を動かそうとすることも正しい取り組みとはいえません。聖書の朗読と説教によって神が教会を守り、健全に建て上げてくださいます。主の御言葉を信頼することが求められます。そこから離れてはなりません。

教会が種々の問題で混乱するときこそ、指導者がどこに焦点を定めているかが問題となります。パウロはテモテに、この点で自分自身と教えに気を配るように命じます。そうすれば自分自身と、その言葉を聞く人々(教会)を救うことになるからです。

金原 義信(豊明教会)