十字架の預言 | 申命記 21章

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申命記 21章

ある人が死刑に当たる罪を犯して処刑され、あなたがその人を木にかけるならば、死体を木にかけたまま夜を過ごすことなく、必ずその日のうちに埋めねばならない。木にかけられた者は、神に呪われたものだからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 21章22節~23節

十字架の預言

パウロは、この箇所をガラテヤの信徒への手紙3章13節で引用し、主イエスの十字架刑が、呪われた者に対する刑罰であることを語りました。この申命記の戒めは、特に、死刑執行後のことを語ります。ここで言われている、その死体を木にかけるとは、遺体をさらしものにするということです。

ヨシュア記10章26、27節は、ヨシュアがアモリ人の5人の王を打ち倒し、彼らを殺して木にかけ、その日のうちに埋めたと記しています。敵である王を処刑し、遺体をさらし、神の敵は神に呪われた者であることを明らかにしました。

私たちの救い主は私たちの代わりに、そのような神の敵意を身に受けてくださいました。裸同然で十字架にかけられ、さらし者にされて神の呪いを引き受けてくださいました。神に敵対する者こそ、そのような裁きを受けなければなりません。しかし、主イエスは御自身の罪は何もないままに、その裁きを受けてくださいました。それは、神に敵対していた私たちを救うためでした。その主イエスの愛に、今日も私たちは守られています。

小峯 明(船橋高根教会)