御言葉の力を受けて | 使徒言行録 19章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

使徒言行録 19章

このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 19章20節

御言葉の力を受けて

クリスチャンになるということは、私たちがどのようになることなのでしょうか。罪が赦される(義認)、永遠の命を約束される、神の子どもとして受け入れられ、整えられる(聖化)など、他にもいろいろな言い方で、その恵みを説明することができます。それらをすべてひっくるめて、ひと言でそれを言い表すならば、クリスチャンになるとは、私たちが「主の言葉」の力を受けて生きるようになることです。

上記の御言葉の主語は、「主の言葉」です。それが「勢いよく広まり、力を増していった」と言われています。神が信仰者に与えてくださるのは、この「主の言葉」の、すべての民族と国境の壁を打ち破る勢いで広がっていく、神の力です。

義認と聖化は、信仰者の個人の内に働く御業です。救いの祝福に入れられた者は、それらを超えてもっと広く大きな、うねるような神からの力、つまり、この「主の言葉」からの力を得て、その力を心身にみなぎらせて生きます。この力に押し出されて伝道に励みます。これが、救われた人間に与えられる新しい生き方です。

吉岡 契典(神戸改革派神学校)