リジョイス聖書日課

詩編139編 神よあなたはこんなところにも!

放送日
2026年10月24日(土)
お話し
川瀬弓弦(ハンガリー宣教宣教師)

10月24日(土) 詩編139編

陰府に身を横たえようとも
見よ、あなたはそこにいます。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編 139編8節

 私たちは常に喜びに溢れているわけではありません。闇に紛れてしまいたいと思うときもあり、神の御顔から隠れようとするときもあります。

 「陰府」とは、死者が辿り着く場所、光も届かない暗闇が支配する場所、あるいは絶望が支配する場所であり、私たちが考えうる、神から最も遠く離れた場所です。一切の希望を失い、何のやる気もおきず、ただ横たわっているような時を過ごすこともあるでしょう。それは、一見すると、神への純粋で従順な信仰からは全くかけ離れたように見える状態です。

 ところが、詩人は「見よ、あなたはそこにいます!」と言うのです。どこに隠れようとも、もう逃げ場はないという、神の裁きに対する恐怖ではありません。神の赦しの恵みと憐れみが、そんなところでも私たちを待ち受けていた!と驚くのです。

 神の恵みはこんなところには届かないだろうと思ってしまうことがあるかもしれません。しかし、従順ではないときにも、神を見失い、絶望しているときにも、まさにその場所で、神は私たちを憐れみと赦しの恵みをもって待っていてくださいます。陰府にさえも降られた主イエスをとおして(使徒信条)、神はそこに横たわる私たちをも、赦しの恵みへと招いておられます。

 【祈り】

 私たちの内にある深い闇を光に変えるほどの恵みをもって待っておられるあなたに目が開かれますように。