10月21日(水) エズラ3章
第七の月の一日に、彼らは主に焼き尽くす献げ物をささげ始めた。しかし、主の神殿の基礎はまだ据えられていなかった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エズラ記 3章6節
捕囚から帰還した指導者たちは、神の民を導く上で大切な順序をよくわきまえていました。彼らはまず祭壇を築くことから始めたのです。神殿の建築を急ぐのではなく、何よりも礼拝を第一に据えました。彼らが祭壇を優先したのは、神の民であることの証が建物の立派さにあるのではなく、主に向かって礼拝することそのものにあるからです。
また指導者たちは、民を導く方法においても確かな基準をもっていました。それは、神の律法に従うことです(2、4節)。主は御言葉によって道筋を示され、民はその御言葉に従って歩みました。エズラ記3章は、共同体を立て直していく上での拠り所が神の言葉そのものであることを、はっきりと示しています。
やがて基礎が据えられたとき、民は声を合わせて賛美しました。「主は恵み深く、イスラエルに対する慈しみはとこしえに」(11節)。彼らがここで確かめたことは、主の恵みは揺らぐことなく、かつて主に背いた自分たちにさえ、今なお注がれているという事実です。
私たちもまた、まず神に向かうところから回復が始まります。揺らぐことのない主の恵みに信頼して御言葉に従い、礼拝を生活の中心に据えて歩み出していきたいものです。
【祈り】
神よ、揺らぐことのないあなたの恵みに信頼し、御言葉に従って歩む心をお与えください。


