8月5日(水) 列王下23章
彼のように全くモーセの律法に従って、心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして主に立ち帰った王は、彼の前にはなかった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』列王記下 23章25節
22章で御言葉の前にへりくだったヨシヤは、続く23章でかつてない大規模な宗教改革へと踏み出します。ユダとエルサレムの長老・祭司・預言者・民をすべて集め、契約の書の言葉を読み聞かせた上で、主の御前に契約を結びました。そしてバアルやアシェラの祭具、神殿男娼の家、ベテルの祭壇に至るまで、長年にわたる偶像礼拝の痕跡を北のサマリアにまで及ぶ広大な範囲で徹底的に取り除きます。さらに、士師の時代以来途絶えていた、律法の書にかいてあるような過越祭を盛大に復活させたのです。
その改革の徹底ぶりは目をみはるものがあります。聖書は「彼のように全くモーセの律法に従って、心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして主に立ち帰った王は、彼の前にはなかった。彼の後にも、彼のような王が立つことはなかった」と証言します。
しかし、結果は皮肉なものでした。マナセの罪によって燃え上がった神の怒りは収まらず、ヨシヤ自身もメギドでエジプト王との戦いに敗れて戦死します。どれほど誠実な改革も、先人の罪が招いた歴史の流れを一人の王が押し返すことはできなかったのです。そこに人間の限界と、それでも悔い改めを求め続ける神の御心が同時に示されています。
【祈り】
主よ、誠実に歩みながらも限界を覚える私たちを、あなたの御手の中に置いてください。




