7月23日(木) ヨハネ16章
「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書 16章33節
主イエスは、「その悲しみは喜びに変わる」と、心を引き裂く深い悲しみさえ喜びへと変えられるのだと約束しておられます(20節)。それは、産みの苦しみを上回る新しい生命の誕生の喜びにたとえられます。悲しみの淵に立っていた者が、喜びに生きる者へと変えられるのです。
これは、主が「既に世に勝っている」ゆえに起こることです。主の勝利によって、私たちの悲しみは喜びへと変えられていきます。主の勝利とは十字架の出来事を指します。主が十字架にかかられたとき、世の人びとはその姿をあざけりました。また、弟子たちは恐れに囚われ逃げ去ってしまいました。誰の目にも、十字架は主イエスの敗北のように見えたのです。しかし主は、十字架にかかり死なれたことで、死を内側から打ち破られました。この十字架こそが主の真の勝利なのです。
主が死なれたとき、弟子たちは悲しみと恐れに囚われて、十字架の意味をすぐに理解できませんでした。しかしやがて、主の復活後、聖霊に助けられて主を大胆に証しする者へと変えられました。主の十字架が、彼らを喜びに生きる者へと造り変えたのです。私たちもまた、主の十字架によって、既に世の苦難に勝利しています。喜びに生きる者とされたのです。
【祈り】
主の十字架こそわが勝利。主が命をかけてわたしを喜びで満たしてくださったことを感謝します。



