リジョイス聖書日課

詩編107編 苦難の中から主に叫ぶと救われた

放送日
2026年1月1日(木)
お話し
芦田高之(新浦安教会牧師)

1月1日(木) 詩編107編

主は御言葉を遣わして彼らを癒し
破滅から彼らを救い出された。
主に感謝せよ。主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編 107編20-21節

 この詩編では、「苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと、主は彼らを苦しみから救ってくださった」(6節。13、19、28節も同様)、そのような「主に感謝せよ」(8、15、21、31節)というフレーズが繰り返されます。

 3節に、「東から西から、北から南から」とあります。捕囚によって離散したユダヤ人たちを救い出し、一つにお集めになった主なる神の御業が、念頭にあるのかもしれません。私たちは、アッシリア、バビロンによる捕囚は経験していません。しかし、自分の罪が原因で、何らかの苦境に追い込まれることはあります。決して自分の罪が原因でなくても、病気や怪我、仕事や家庭の中で、困難にあえぐこともあるでしょう。そのようなとき、食べ物がのどを通らない経験をされた方もおられるでしょう(18節)。

 そのような私たちに、主は「御言葉を遣わして…癒し」てくださいます。苦難の中にあるときに、主は聖書の言葉や人々の励ましや祈りの言葉を送ってくださいます。そして、私たちを一つ一つの苦難から折にかなった方法で助け出してくださいます。 私たちは、主に向かって何度も感謝をささげます。「主に感謝せよ。主は慈しみ深く、人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる」と。

 【祈り】

 主に感謝します。あなたの慈しみをほめたたえます。

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