9月23日(火) エゼキエル38章
「わたしはお前を立ち帰らせ、お前の顎に鉤をかけて、お前とその全軍、馬と騎兵を連れ出す。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書38章4節
37章で、イスラエルの完全な回復が約束されました。けれども、まだ十分ではありません。主の救いのご計画の中で、なお一つ成し遂げられなければならない御業がありました。それは、総首長ゴグが率いる悪の一大勢力の滅亡です。主は驕り高ぶる罪と悪をそのままにはされません。
驕り高ぶるゴグ自身は、顎に鉤をかけられ、主によって連れ出されていることが分かりません。そこで、心に浮かんだ悪い計画をそのまま実行に移します。終わりの日に、ゴグの大集団、大軍団は地を覆う雲のように攻め上ります。彼らが狙いを定めたのはただ一つ、イスラエルの山々で安らかに暮らしている主の御民です。
さて、彼らが襲いかかろうとしていたその日、大地震が起こります。これにはゴグも大集団も真っ青です。こうして、御民は一つも関わることなく、主ご自身が高ぶる彼らを徹底して裁かれます。このように、やがて聖なる主がすべてのことに決着をつけてくださるのです。
それゆえ、私たちは次の御言葉の勧めを心に刻みましょう。「愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われると書いてあります。…悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」(ロマ12章19、21節)。
【祈り】
主よ。あなたの救いのご計画に感謝します。