
尾崎純(東仙台教会牧師)
メッセージ:神に頼ることの難しさ
おはようございます。日本キリスト改革派の東仙台教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
私たちは、小さい頃から、自分の力を頼みとするようにと、誘導されつづけてきました。家の中でも学校でも職場でも、言われることは同じですね。「あなたは今はまだ、か弱い羊に過ぎないが、力を付けて、いずれ狼になるのだ。」聖書は、人間を羊に、神を羊飼いにたとえることがありますが、それとはまったく相反することを、私たちは言われつづけてきました。
この世の考えというのは、ある面ですべて同じです。人が自分を高めて神になろうとするのが、この世のベクトルです。この世の宗教でも、この世の世俗の在り方でも、それは、すべて同じです。聖書だけが、それと正反対のことを言っているんですね。「神が人になられた。あなたを救うために。」
新興宗教やキリスト教の異端と呼ばれる宗教に引き込まれる人がいるというのは、ある意味で分からなくもありません。新興宗教や、キリスト教の異端と呼ばれる宗教は、ある面でこの世の考えと同じだからです。
私たちも、この世にあって、自分の力を頼みとするべきだという教えを聞きつづけてきました。私たちは、神に頼ることが苦手になるように仕向けられてきた、と言っていいかもしれません。しかし、まことの神は、何とかして人を助けたいと、心から願っておられるのです。
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