高内信嗣(銚子栄光教会牧師)
メッセージ:その独り子をお与えになったほどに~「どんなにきみがすきだかあててごらんよ」~
おはようございます。千葉県の銚子栄光教会で牧師をしています、高内信嗣です。
「どんなにきみがすきだかあててごらん」(サム・マクブラットニィ著、アニタ・ジェラーム絵)という絵本があります。ちいさなウサギがおおきなウサギに、「どんなにきみがすきだかあててごらん」と聞いてみるところから始まります。
ちいさなウサギが手を広げて、「こんなにさ」と、おおきなウサギのことを好きな気持ちを表します。でも、おおきなウサギも手を広げて、「ぼくは、こーんなにだよ」と、ちいさなウサギのことを好きな気持ちを表現します。このように、ちいさなウサギは、自分の体を使って、好きな気持ちを表現しますが、おおきなウサギの方が体が大きいので、同じ表現をされてしまったらどうしても敵いません。
だから、色々と考えながら、好きな気持ちを次々と表現していきます。最後は月を見ながら、「おつきさまに届くくらい君が好き」と語って、眠りにつきます。おおきなウサギは、眠りについたちいさなウサギに、「ぼくは、きみのこと、おつきさままでいってかえってくるくらい、すきだよ」とささやいて、絵本は終わります。この二匹のウサギは、親子なのでしょう。体や言葉を使って好きな気持ち表現しあう姿に、心が温まります。
さて、聖書には、神様があなたのことをどれほど愛しておられるのか、そのことについて書かれています。このような聖書の言葉があります。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ3:16)
神様は、どのくらいあなたを愛しているのでしょうか。それは、神様ご自身の愛する独り子であるイエス・キリストを、私たちにくださるほどまでの愛です。本当に大きな愛です。私たちの体や、言葉では表現できないほどの、大きな、大きな愛で、あなたを愛している。そのことを神様は、聖書を通して伝えてくれています。今日も、あなたを想う神様の愛が、あなたに注がれています。