長田 詠喜(新所沢教会牧師)
メッセージ:人は生きるべき
おはようございます。ご機嫌いかがでしょうか。新所沢教会の牧師、長田です。
今週は、私たち人間の限りある命について、改めて考えてまいります。
前回に続いて、またお葬式の話で申し訳ありませんが、大切な方を亡くした方に対して慰めようという思いで、「人間誰もが、やがて命を終えるものだから」と言われる事があります。けれども聖書は、私たち人間が命を終える事が当然であるとは考えていません。むしろ聖書は、人間が生きる事が本質であり、生きるべき、生き続けるべきと考えています。
そうは言っても、生きるのは大変です。むしろ、程よいところで人生が終わる方が幸せなんじゃないか、と思われることさえあるのです。けれども、そのように不幸であることが、むしろ異常なことであり、問題は徹底的に解決される必要がある、そして、実際に解決するはずだ、というのです。
聖書は、人間のあらゆる問題の根本的な原因は、人間自身が神様から離れ、罪を犯し、罪の裁きを受けなければならないから、様々な問題が生じるのだ、と教えます。神様は、そんな人間の状態を悲しみ、人間が生きる事ができるように、死を乗り越える事ができるように、人間を罪から引き離し、神様に立ち帰るようにと、救い主をつかわしてくださいました。
それがイエス様です。イエス様によって、私たちは、本来の生きる者として回復されるのです。
聖書を読みます。「『わたしはだれの死をも喜ばない。お前たちは立ち帰って、生きよ』と主なる神は言われる。」(エゼキエル18:32)