小堀昇(筑波みことば教会牧師)
メッセージ: 落ちることのない葉
皆さんお元気にお過ごしですか。私は茨城県、つくば市東、筑波みことば教会、牧師の小堀昇でございます。運転中の皆さん、どうぞ、セイフティドライブでお出かけください。また、お出かけ前の皆さん、寒い毎日ですが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
オー・ヘンリーの短編小説、「最後の一葉(ひとは)」。これをご存知でしょうか。心温まる物語です。
古いアパートに住む、画家のジョンシーとスー。仲の良い二人でしたけれども、ある日、ジョンシーは重い肺炎にかかります。「生きる希望を失っているジョンシーが助かる見込みは、十に一つだ」と、スーが医師から告げられるのです。
心身共に疲れ果て、投げやりになっていたジョンシーは、ベッドの窓の外を見て言いました。「あのレンガを這う蔦の葉が全部落ちたら、私も死ぬんだわ。」
この話を聞いた老画家ベアマンは、「馬鹿げたことを!」と罵ります。いつか最高傑作を書きたいと豪語しながら、酒浸りの老画家でした。
まもなく嵐がやってきました。翌朝、窓の外を眺めると、枯れた蔦の葉が一枚だけ、まだレンガに残っています。その晩も嵐でしたが、やはり蔦の葉は一枚だけ残りました。
嵐でも落ちない最後の一葉が、ジョンシーを励まし、生きる希望を与えました。そして彼女はなんと回復へと向かっていったのです。
最後の一葉は、老画家ベアマンが、ジョンシーのために、嵐の中で描いたものでした。
ジョンシーの命と引き換えに、ベアマンはまもなく肺炎で亡くなります。
「あなたに生きていてほしい」願ってくれる真実な愛に出会う時、人は、生きることができるのです。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネによる福音書3章16節)
あなたに、命を与えて下さるお方がいます。その方は、イエス様です。どうぞあなたも、イエス様を信じて歩んでください。
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