あさのことば

富める青年の求道 3.土台は旧約

放送日
2022年4月12日(火)
お話し
野島邦夫(東京教会牧師)

野島邦夫(東京教会牧師)

メッセージ: 富める青年の求道 3.土台は旧約

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の野島邦夫です。
 マタイによる福音書19章16節から26節の、金持ちの青年がイエスを訪ねる話は、キリスト教の求道について深く教えます。今回のシリーズでは、この青年の態度から「求道とは何か」ということを学びます。毎回、この聖書箇所全体を読み上げることはできません。どうか並行してお手元の聖書でお読みください。

 一人の男が、イエスに近寄ってきて質問します。まだ青年のこの男は、ユダヤ人です。旧約に馴染んでいました。つまり、創造者の神のこと、アダムの堕落、全人類におよぶ罪の支配、救い主の約束のことなど、よく知っていたでしょう。目の前のイエスが、この約束の救い主だと気付いていませんが、ともかく、旧約という土台があったからこそ、彼は、永遠の命について、的を射た質問ができたのでしょう。

 しかし、私たち日本人は、旧約の神を知りません。ですから、宗教を求める思いがあっても、とんでもないモノを求めたり、的外れの方向に向かいます。この点で、私たちとユダヤの人々との間には、大きな隔たりがあります。

 誰でも、キリスト教を求めるなら、聖書を読まなくてはなりません。その際、この意味でまず、旧約を読むべきでしょう。新約から読み始めても、必ず旧約も読むべきです。旧約の神を知ってこそ、新約のイエス・キリストがわかる、と言いたいのです。

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