7月6日(日) ルカ10章1-20節
「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書10章3節
ある日、主イエスは、弟子の中から七十二人を任命し、ご自身が行こうとしている町や村へ二人ずつ先に遣わしました。その時、主イエスは、七十二人を遣わすことについて、「それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ」と言われました。
狼の群れに小羊を送り込んだならば、小羊がどうなってしまうかは、想像すれば明らかです。小羊が大変なことになることはよく理解できることだと思います。この主イエスの言葉には、伝道に困難が伴うことがはっきりあらわされています。私たちは、この主イエスの言葉をしっかりと受け止める必要があります。
しかし、消極的になる必要はありません。伝道は、決して私たちの力でするのではないからです。伝道は、「収穫の主」である神が教会を用いて行ってくださる業です。
七十二人を遣わされた主イエスは、「敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない」と約束してくださいました(19節)。主イエスに遣わされて行う伝道は、狼の群れに小羊を送り込むようなものであるにもかかわらず、狼から害を加えられることはありません。遣わされた者たちが主なる神に守られているからです。
【祈り】
どうか「収穫の主」である神に信頼して、伝道に励むことができますように。