キリストへの時間

癒してくださる主

放送日
2026年11月1日(日)
お話し
小出昌司(高知教会牧師)

小出昌司(高知教会牧師)

メッセージ:癒してくださる主

【高知放送】

【南海放送】

 おはようございます。高知市の「とさでん上町4丁目」電停を南に入った公園の裏にある、日本キリスト改革派高知教会牧師の小出昌司です。

 今日は「1」が3つ並ぶ日、何か良い事がある日かもしれませんね。なぜ同じ数字が3つ並ぶと、そのような思いが浮かぶのでしょうか。それは、心の思いが1列に整理されて、「さあ、スタートしよう」という思いが起こされるからかもしれません。でも、良い事は、ただ自分の周りの物を1列に整理するだけではやってきません。1列に整理しなければならないのは、あれやこれやと悩む自分の心なのです。その心を整理して、天の神さまの方に向けて下さるのが、聖書の御言葉です。

 もう15年ほど前の話になりますが、休暇で新居浜から滋賀に帰った時、滋賀の教会で一緒だった方が入院されていると聞いて、お見舞いに行きました。高齢であったその方は、若い時から教会に行っていましたから、病室の枕元には聖書と讃美歌が置かれていましたが、しばらくお話をしてから、一緒に聖書を読みました。そこには、イエスさまが百人隊長に「わたしが行って、いやしてあげよう」(マタイ8:7)と言われると、その人の僕が癒された出来事が記されていました。

 それからその方と一緒に祈っていますと、どこからかすすり泣く声が聞こえてきました。その病室には6人の方が入院されていましたが、皆カーテンが引かれていましたから、泣き声のするカーテンの外からそっとお声を掛けると、その方は涙声で、「聖書のような優しい言葉をかけてもらったことがない」ということでした。私は新居浜に戻る列車の時間が迫っておりましたので、持っていた旅行用の小さな聖書をお渡しして、その方のためにお祈りしてから帰りました。

 しばらくしてから、新居浜に帰った私のもとに、知人から、退院することができたこと、すすり泣いていた方も退院でき、その方のご主人の車に乗せてもらって、二人で一緒に教会に行っている、という連絡をいただきました。そしてそのあと、あのすすり泣いていた方から、「洗礼を受けることになった」という報せが、「信仰の証し文」と共に送られてきました。
 
 私は、何とも喜ばしいことが起こっているのだろうという思いから、感謝の祈りを主におささげしました。イエスさまというお方は、求める人には必ず、思いも及ばないような方法でお答えくださるお方であることが分かり、私自身励まされたことが思い出されます。

 また、新居浜の教会の牧師を引退してから滋賀の教会に通っていた時、他の教会に行っている若い女性から、今出席している教会に対する不満を聞かされました。その時は、私は軽い気持ちで、「一度、私が行っている教会に出席されて、ご自分の心で較べてみては?」と言いましたところ、一度連れて行って欲しいとのことでしたので、JRの駅で待ち合わせて、ご一緒しましました。
 
 その後、私が高知に来てからも毎週出席されて、今では、教会学校の先生としてお働きになっているということが、他の信徒さんから知らされて、驚きと同時に、感謝と喜びが与えられました。ほんとにイエスさまのなさることは分かりませんが、私たちが考えている以上の良い事で報いて下さるのです。

 今日、思い切ってお近くの教会に行ってみませんか。静かに礼拝をささげると、きっと何かの良い事の兆しが与えられるかもしれません。「1」が3つ並ぶこの日、あなたの上に、何かの良い変化が与えられるようお祈りしています。

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