12月21日(日) マタイ1章18-25節
「マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』マタイによる福音書1章21節
マタイによる福音書では、マリアが身ごもることが夫ヨセフに示されています。御使いは、マリアの胎の子が聖霊によって宿ったことを告げ、その子の名前をイエスと名づけるように命じました。イエスはヘブライ語名ヨシュアのギリシア語音訳で、その意味は「主は救い」です。その救いとは、生まれながらに神に背を向けて生きている人間の罪を取り除くことです。それこそ、主イエスによって実現した神の「救い」なのです。
さらにマタイ福音書は、イザヤ書の預言を引用して「インマヌエル(神は我々と共におられる)」という救い主のもう一つの名前を明らかにしています。それでは、主イエスをインマヌエルと呼ぶのは誰でしょうか。それは、実際にこのお方によって罪を取り除かれたキリスト者以外にありません。人生の中で、神がいつも共におられることを経験するキリスト者こそ、主イエスをインマヌエルと呼んで賛美する者なのです。
今週は、世界中の教会で主イエスがお生まれになったことを喜んで礼拝がささげられます。「インマヌエル、神は我々といつも共におられる」、この大いなる恵みに感謝して、全世界の兄弟姉妹と共に、私たちの主に心からの賛美と喜びをささげようではありませんか。
【祈り】
インマヌエルなる主よ、神がいつも共におられることを感謝します。









