
杉山昌樹(上福岡教会牧師)
メッセージ:失敗しても大丈夫
いかがお過ごしですか。上福岡教会の杉山です。
聖書を読みますと、イエスが大勢の人たちを前にして、たとえ話を語っているところがあります。多くの人の目がイエスに注がれていました。
そこで、イエスは口を開いて、こんな話をしています。ある人が種をまいた。ある種は道端にまかれたので、鳥が来て食べてしまった。ある種は岩ばかりの所にまかれたので、芽を出したがすぐ枯れてしまった。ある種は茨の中にまかれたので、その茨が茂って塞がれてしまった。しかし、他の種は、良い土地にまかれたので、三十倍、六十倍、百倍の実をつけた(マルコ4:1-9参照)。
この話には、いくつか不思議なところがあります。一つは、そもそも、何で変な土地にまかれたのだろう、ということです。それから、何で失敗ばかりたくさん語られているのだろう、ということもいえます。さらに、当時の農業の常識からしますと、最後の収穫の話は、取れる量が多すぎるのではないか、とも言えます。
けれども、これはたとえ話です。それでイエスが、わたしたちの人生をこのようにたとえているとしたら、どうでしょうか。
わたしたちは日頃、なるべく失敗がないように、ないように、と気を使っています。一方で、どうせ人生には大したことは起きない、と思っているかもしれません。けれども、イエスは、失敗もまたよい、と言ってくれているように思えます。
私の話を聞いて、私と一緒に生きる人は、たくさん失敗しても大丈夫、最後は思った以上のことがある、このように励ましてくれているのではないでしょうか。
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