小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)
メッセージ:日常に感謝して
おはようございます。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。
いかがお過しでいらっしゃいますか。
8月は、6日に広島、9日には長崎に原爆が投下され、15日に敗戦を迎えた月です。今日は、戦争の悲しみを教えられた「ひまわり」という映画を、少しご紹介したいと思います。ジョバンナというイタリア人女性が、大戦でソ連戦線に送り出された夫アントニオを捜しに行く物語です。
吹雪の中で死にかけていたアントニオは、一人のロシア人女性によって命拾いし、記憶を失っていた彼は、彼女と結婚して、子供を授かります。夫を捜してソ連に渡り、ようやく居場所を突き止めた妻ジョバンナが見たものは、幸せそうなアントニオとロシア人の妻、そして、子供の姿でした。涙ながらに帰郷したジョバンナも、やがて結婚して子供が生まれます。
そして後日、記憶を取り戻したアントニオがジョバンナに会いに来た時、今度は彼が、ジョバンナの幸せそうな家庭を見るのです。アントニオがジョバンナに、「子どもの名は?」と聞くと、「アントニオ」と答えるシーンは、涙なしには見られませんでした。
日本でも、戦争で、数ケ月しか結婚生活を送れなかった方々も居られました。「3.11」の時は、家族や友人と連絡が取れた時、皆、この上もなく幸せでした。
聖書をお読みします。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(詩編103:2・新改訳)
今週のプレゼント ≫「貝のうた」朗読CD2枚セット (3名) 【締切】8月30日