あさのことば

詩編92編の祈りに心を合わせて

放送日
2025年8月20日(水)
お話し
坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)

坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ:詩編92編の祈りに心を合わせて


 ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
 今日は、詩編92篇を紹介します。

 この詩編には、「安息日に」(詩編92:1)という表題がついているんですが、これは、他の詩編にはない大きな特徴です。ユダヤの文献によれば、実際に、安息日の神殿での礼拝においてこの詩が歌われたそうです。朝いちばん、焼き尽くすいけにえを最初におささげする時に歌われたといいます。

 週の一日を、私たちは日曜日を、「安息日」としてとりわけて、神様とともに過ごす一日、礼拝の一日としておささげするというのは、十戒にも教えられております大切な聖書の教えです。

 神の民は、毎週毎週そんな風にして、安息日を大切に過ごしながら、やがて神様が終わりの時に与えて下さる永遠の安息の到来を待ち望んできました。すべての涙がぬぐわれる時、光という光が満たされる完全な慰めの時、平安の時のおとずれを望み見てきました。

 この詩編92篇もまた、永遠の神の安息を見上げることへと導いてくれる歌です。「主よ、あなたこそ、永遠に高くいます方」(詩編92:9)と高らかに歌います。神に逆らう者がどんなに栄えたとしても、それは必ず神によって永遠に滅ぼされます(詩編92:8参照)。

 「主よ、大いなる神よ、あなたこそが永遠に高くいます方」…この永遠の神のもとにある安息を垣間見ることができるのが、安息日の時です。ぜひご一緒に、安息日の礼拝をおささげしましょう。

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