7月20日(日) ルカ10章38-42節
しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書10章42節
ある日、主イエスは、マルタという女の家に迎え入れられました。マルタには、マリアという姉妹がいました。主イエスは、家に入られると話をされ、マリアは、その話に聞き入っていました。その間、マルタは、主イエスをもてなすために忙しく働いていました。マルタは、マリアが手伝わないことに我慢ができなくなったようです。主イエスに、「主よ、わたしの姉妹はわたしだけにもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください」と文句を言いました。
マルタの気落ちはよくわかります。このとき、主イエスは、心を乱しているマルタに、親しみを込めて呼びかけ、「必要なことはただ一つだけである」と言われました。
教会生活には、多くの奉仕が伴います。健全な教会形成をするために、そこに集まる信徒一人ひとりの奉仕が必要です。しかし、あまりに奉仕に忙しくなりすぎると私たちが何のために教会生活しているのかわからなくなってしまうことがあります。必要なことは、神の言葉に耳を傾けることです。奉仕は、神の言葉によって教えられたことの実践です。神の言葉に聞くことを第一としつつ奉仕にも励んでいきたいと思います。
【祈り】
どうかいつも神の言葉を第一としつつ、喜んで奉仕することができますように。