6月6日(金) 士師14章
父母にはこれが主の御計画であり、主がペリシテ人に手がかりを求めておられることが分からなかった。当時、ペリシテ人がイスラエルを支配していた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』士師記 14章4節
サムソンは、ティムナに住むペリシテ人の女性に恋をしました。ひと目惚れしてしまったのです。ナジル人の誓願のもとで成長してきたサムソンですが、モーセの律法で禁じられている異教徒との結婚を父母に願い出ます。「わたしは彼女が好きです」。聖書は、この結婚が主の御計画であったと記します。サムソンは、当時の習慣どおり、両家の親や地域の人びとを招いて宴席を設けます。しかし、イスラエルの人びとは誰も出席しません。ペリシテの人びとはサムソンのために三十人を連れて来ました。宴席は七日間続きました。
サムソンは、ティムナへの道すがら、主の霊の力で獅子を倒します。その獅子の死体にミツバチが群がり、サムソンは蜂蜜を食べました。
サムソンは、宴席で麻の衣三十着と着替え三十着を賞品にペリシテ人に謎かけをします。「食べる者から食べ物が出た。強いものから甘いものが出た」。
ペリシテ人から脅された妻は、答えを夫サムソンに尋ねました。妻があまりにしつこいのでサムソンは答えを教えてしまいます。ペリシテ人は謎を解いてしまいました。怒ったサムソンは、主の霊の力でペリシテ人三十人を殺しました。これは、主のご計画でなされたことで、人の思いを遥かに超えることです。
【祈り】
神は、世のあらゆることを用いて御心を行われます。感謝いたします。