長谷川はるひ(新潟教会牧師)
メッセージ:野の花
いかがお過ごしですか。新潟教会牧師、長谷川はるひです。
マタイによる福音書6章28節をお読みいたします。「野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。」
「野の花」というと、真っ先に思い出すのはどんな花でしょう。たんぽぽや露草でしょうか。野の花の名前をたくさん思いつかれる方もおられるでしょうし、「名前も知らない花だから、野の花だ」と思われる方もおられるでしょう。
種をまく人や水をやる人がいなくても、野の花は、生えて、伸びて、花を咲かせます。アスファルトの隙間からでも、野の花は育っていきます。こんなところに生えてもらったら困ると人が思えば、すぐ抜かれます。
そんな野の花ですら、素晴らしく美しく、愛らしく咲きほこります。自分で働いて、自分を着飾る布を紡ぐわけでもないのに、花々は美しく着飾っています。神さまが、それぞれの花を装わせてくださるのです。美しく愛らしい花々は、人に世話をされるのでもなく、自ら働くのでもなく、神さまによって装われているのです。
同じように、いえ、それよりもっと。神さまは、あなたのことを心配してくださっています。自分で着飾る必要はない。他人からよく思われようと思い煩う必要はないのです。神さまが、あなたに必要なものは、すべて備えていてくださるのです。
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