リジョイス聖書日課

1テサロニケ3章 すべての人に向けて愛を求めて祈る

放送日
2025年5月28日(水)
お話し
潮田 祐(盛岡教会牧師)

5月28日(水) 1テサロニケ3章

どうか、主があなたがたを、お互いの愛とすべての人への愛とで、豊かに満ちあふれさせてくださいますように、わたしたちがあなたがたを愛しているように。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』テサロニケの信徒への手紙一 3章12節

パウロは、テサロニケの教会の人たちが迫害に遭い、動揺し、試みる者たちによって異なる教えへと陥っていないかなどを気遣って、テモテをテサロニケへ派遣しました。ところが、テモテがそちらからパウロのもとに今帰ってきて、彼らの信仰と愛について、うれしい知らせを伝えてくれましたと言います(6節)。若いテサロニケの教会の人たちが、宣教の迫害にもかかわらず、霊的に健全な、満足すべき状態にあるとの報告がテモテからもたらされたからでした。

 そのうれしい知らせを聞いたパウロは、彼らの信仰の強さに励まされ、どのように神に感謝をささげようかと言います。パウロは、主に祈ります。彼らと顔を合わせて再会したいと祈願し、さらに彼らの信仰と心を強め、非の打ちどころのない者としてくださるようにと祈ります。また、テサロニケの教会の人たちの互いに対する愛が豊かにあふれるように、さらにテサロニケの教会の人たちだけでなく、彼らをとおしてすべての人に主の愛が注がれるように、パウロは祈りました。

 主の愛はすべての人たちに向かって注がれています。私たちも、パウロのようにすべての人に主の愛が注がれるようにと祈り、平和が実現されるように祈り備えましょう。

 【祈り】

 主よ、どうか、私たちがすべての人にあなたの愛が注がれ、主の平和が実現しますように。アーメン