リジョイス聖書日課

士師記5章 奮い立て目覚めよ立ち上がれ

放送日
2025年5月19日(月)
お話し
吉岡 契典(神戸改革派神学校教授)

5月19日(月) 士師記5章

奮い立て、奮い立て、デボラよ、奮い立て、奮い立て、ほめ歌をうたえ。立ち上がれ、バラクよ、敵をとりこにせよ、アビノアムの子よ。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』士師記5章12節

主なる神は、四度も繰り返して、「奮い立て」とデボラに呼びかけられました。その言葉には「目覚めよ」という翻訳も当てはまります。デボラはこの呼びかけによって立ち上がりました。

 そして主は、私たちにもきょう同様に呼びかけ、私たちを強く立ち上がらせてくださいます。

 自らにいったい何ができるのかと案じてしまう、小さき私たちですけれども、私たちの目では可能性を見出し得ないようなところに主は働いてくださいます。私たちが主に身を委ねれば委ねるだけ、主は私たちの中で、大きく強くなってくださいます。その際、私たちの前にどれほど強力な敵がいようとも、シセラが倒されたように、主は御自身を信じる者を必ず奮い立たせて、勝利に至らせてくださいます。

 デボラが31節で「このように、主よ、あなたの敵がことごとく滅び、主を愛する者が日の出の勢いを得ますように」と歌った、結びの言葉は、その主なる神の力の証しです。

 デボラに四度「奮い立て」と語ってくださった神は、今日の私たちにも、幾度でも語りかけてくださり、倒れる私たちを、何度でも起き上がらせてくださいます。

 【祈り】

 きょうも「奮い立て、奮い立て、奮い立て、奮い立て、立ち上がれ」と語ってくださる主に、わたしのすべてをもって依り頼みます。