中山仰(花見川キリスト教会牧師)
メッセージ:キリストを頭と信じて
おはようございます。花見川キリスト教会牧師の中山仰です。
今日は、「代表」ということについて考えてみましょう。
聖書によると、私たちは生まれつき罪人である、と指摘されています。代表者である「はじめの人アダム」が罪を犯したためです。それ以来、子孫たちは、みな生まれながら罪人となりました。私は、このことを知った時に、どうして自分のせいではなく、アダムの罪が遺伝のように代々継続されなければならないのかと、不満に思ったものです。
でも、現実に、自分の中に恐ろしい罪があることを否定できません。普段は自分について、悪い人間ではないと思っています。しかしいざ、何か理不尽なことをされたとき、自分の得意としていることについて否定されたり、悪口を言われた瞬間、頭に血がのぼって、かっとなるからです。
「代表」ということについて、分かりやすい方法があります。グループを二つに分けて、代表を一人ずつ選んでもらい、その二人でじゃんけんをして、勝ったグループにだけ賞品をあげるとします。いざ、じゃんけんをした結果、負けた場合には、悔しくても何ももらえないことを受け入れなければなりません。代表が負けてしまったのですから、取り返しがつきません。
では、自分の罪を抱えたまま、人生を過ごして一生を終わらなければならないのでしょうか。いいえ、父なる神は、私たちの救いのために、独り子であるイエス様を、この世にお遣わしくださいました。
このイエス・キリストは、人類の代表として、私たちの罪の身代わりとして、十字架にかかられました。ですから、このキリストにすがって自らの罪を認め、悔い改める者を、神は完全に救ってくださいます。それは、イエス・キリストが、神の遣わしてくださった私たちの代表だからです。