石原知弘(東京恩寵教会牧師)
メッセージ:名前を呼ばない日はない
おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
自分の名前をからかわれるのは、不愉快なものです。珍しい名前であることをおもしろがられたり、おかしなあだ名で呼ばれたりすると、言ったほうはただの冗談のつもりでも、言われたほうは傷つきます。名前は、自分自身だからです。
クリスチャンの生き方を教えてくれる「十戒」の第三戒には、「主の名をみだりに唱えてはならない」とあります。悪意をもって、神さまの名前を呪ったりすることはもちろん、冗談のような軽い気持ちで、神さまの名前を口にすることもいけない、ということです。神さまも、私たちと同じように、からかわれることをお嫌いになるからです。
ですから、神さまの名前をみだりに口にしないようにしたいものです。でも、よくない言葉を口にしてしまうのを恐れて、神さまのことを何も話さなくなってしまってもいけないでしょう。名前をからかわれるのは不愉快ですが、名前を呼ばれなくなるのは、もっと悲しいことです。
神さまの名前を呼んでみましょう。美しい言葉を並べる必要はありません。神さまは、イエス・キリストという一つの名前を与えてくださいました。この名前に、神さまの愛と恵みが込められています。
私たちは、言葉を口にしない日はありません。誰かの名前を呼ばない日もないでしょう。そうであれば、何よりもまず、イエスさまの名前を呼び、神さまをほめたたえていきましょう。
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