4月5日(土) 詩編79編
あなたの御名の栄光を輝かせてください。
御名のために、わたしたちを救い出し
わたしたちの罪をお赦しください。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編79編9節
詩編79編では、神の民の代表者である詩人が嘆き祈っています。
「神よ、異国の民があなたの嗣業を襲い、あなたの聖なる神殿を汚し、エルサレムを瓦礫の山としました」(1節)。戦争による敗北によって、エルサレムの町も神殿も破壊され、多くの死者が出て(2節)、生き残った民も周囲の民に嘲られていることが分かります(4節)。おそらく、この詩はバビロン捕囚の時代に書かれたものでしょう。詩人はその苦難の中で、神に救いと敵への報復を嘆き祈っているのです。
異国の民が栄え、神の民が衰えている不条理を嘆く詩人ですが、それは「あなたは永久に憤っておられるのでしょうか」(5節)と、神の怒りのゆえであると告白します。そして、「わたしたちの救いの神よ、わたしたちを助けて、あなたの御名の栄光を輝かせてください。御名のために、わたしたちを救い出し、わたしたちの罪をお赦しください」と、ただ神の御名の栄光のゆえに、罪の赦しと救いを祈り求めているのです。
主イエスは、「父よ、御名の栄光を現してください」(ヨハ12章28節)と祈り、私たちの罪のために十字架にかかって死んでくださいました。そのキリストによる御名の栄光ゆえに、私たちの罪は赦され、神の救いが与えられています。
【祈り】
ただ主の御名の栄光のゆえに、救いが与えられることを感謝します。