リジョイス聖書日課

申命記30章 神の御言葉が近くにある恵み

放送日
2025年3月10日(月)
お話し
山下 正雄(ラジオ牧師)

3月10日(月) 申命記30章

御言葉はあなたのごく近くにあり、あなたの口と心にあるのだから、それを行うことができる。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記27章8節

きょうの聖句は、神の御言葉が私たちから遠く離れた存在ではなく、既に私たちに与えられているものであることを教えています。神は私たちにその御心を明らかにし、御言葉を通してどのように生きるべきかを示してくださいます。それは難解で複雑なものではなく、私たちが聖霊の恵みに謙虚に信頼するときに、日常生活で実践できるものです。

 私たちは時折、神の導きを求めながらも、その道を見失うことがあります。忙しさや悩みの中で神の声がかき消されるように感じることもあるでしょう。しかし、この聖句は、神の御言葉が既に私たちの口にあり、心に根づいていることを思い起こさせます。神はただ御言葉を与えるだけでなく、それを行う力も同時に備えてくださいます。この従順さえも、私たちの力ではなく、神の恵みの働きによって可能となるのです。

 試練や困難に直面する中で、神は私たちを決してお見捨てになりません。神はその御言葉を通して、私たちに必要な力、知恵、そして勇気を絶えず与えてくださいます。日々神の御言葉に従うとき、私たちは神との親しい交わりに生き、信仰生活はますます豊かにされていきます。御言葉が私たちに常にある限り、私たちは確信をもって、神の祝福された道を歩み続けることができるのです。

 【祈り】

 主よ、あなたの御言葉を心に留め、日々従う力をお与えください。