3月7日(金) 申命記29章
隠されている事柄は、我らの神、主のもとにある。しかし、啓示されたことは、我々と我々の子孫のもとにとこしえに託されており…。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記29章28節
私たちの限られた知恵では、神のご計画すべてを理解することはできません。しかし、神が私たちに示されたことについては、従う責任があります。きょうの御言葉は、神の主権と私たち人間の限界を認識することの重要性を教えています。
人生で直面する多くの疑問や困難、将来の不確実性に対して、すべての答えを知ることはできません。しかし、神の御言葉は私たちに必要な真理を十分に与えており、それに基づいて信仰の歩みを進めることが大切です。きょうの聖句は、私たちが神の主権に信頼し、与えられた啓示に忠実に従う生き方を求めています。
イスラエルの歴史を見ると、彼らが神に背き、申命記で語られた呪いが現実に彼らの上に下ったことを教えられます。そして、私たちもまた本質的には彼らと変わらない存在です。同じ道を歩むなら、同じ裁きに直面するでしょう。これは私たちに恐れを抱かせるものです。
しかし、私たちには希望があります。イエス・キリストが私たちに代わって、その呪いを十字架の上で背負ってくださったからです。キリストの恵みによって、私たちは恐れから解放され、神の祝福にあずかる確かな道を歩み続けることができるのです。
【祈り】
主よ、わたしがあなたから示された道を正しく歩むことができるよう、憐れみをお与えください。