尾崎純(東仙台教会牧師)
メッセージ:聖霊の働き
おはようございます。日本キリスト改革派の東仙台教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
一流のトランペット奏者が、ライブハウスで演奏していました。その曲は無伴奏で、トランペットだけの演奏です。「聖霊なしでは何もできない」という、1930年代に作られた曲でした。
クライマックスに差し掛かり、トランペット奏者は、最後のフレーズにゆっくりと取り掛かろうとしました。その時、誰かの携帯が鳴りました。一転して、ライブハウスは不協和音で満たされました。「この曲は台無しになった」と誰もが思いました。
しかしその時、トランペット奏者は、何とその携帯のメロディを吹き始めました。即興でその曲に色を付け、キーを変えながら何度も吹いたのです。そして最後に、ラストの2つのフレーズ、「with you(聖霊と共にでなければ)」の部分を奏でたのです。聴衆は、スタンディング・オベーションを贈りました。
聖霊なる神は、破れた世の中にあって、いやしをもたらします。失意の中にあって、愛をもたらします。しかし、私たちはどれくらい、聖霊の働きを願い求めているでしょうか。聖霊は、たとえ私たちが失敗しても、それをも用いて、もっと大きな実りを見させてくださいます。
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