東北あさのことば

父なる神のもとへ

放送日
2022年4月23日(土)
お話し
坂本紀夫(北中山教会牧師)

坂本紀夫(北中山教会牧師)

メッセージ: 父なる神のもとへ

 いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本です。
 聖書の中に「放蕩息子のたとえ」(ルカ15:11参照)という、たいへん有名なお話があります。ある人に二人の息子がいました。弟が父親に財産の分け前を願って、手に入れたすべてを持って、家を飛び出してしまいます。

 その後、この息子はどうなったでしょうか。彼は、父の財産をすべて使い果たしてしまいます。助けてくれる人はいません。堕ちる所まで堕ちて、彼は、自分がどんなに自分勝手な人間だったか、そして、そんな自分に注がれていた父親の愛が、どんなに深いものだったか、に気づくのです。変わり果てた姿で戻った息子を、父親は走り寄って抱きしめました。

 この息子とは、神から離れて、さまよっている人間の姿です。そして、そのままで、かけがえのない息子として受け入れた父親は、私たちを愛する神さまの姿です。

 神の愛なんて必要じゃない…、神様に守ってもらわなくても生きてゆける…、そんな思いで生きている私たちに、聖書は、父なる神様を思い出させて下さいます。聖書が語りかけるみ言葉によって、あなたの帰りを待ちわびている、あなたの父なる神様に出会うことが出来るのです。

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