あさのことば

キリスト教は難しい? 5.貧しい人の宗教

放送日
2016年12月1日(木)
お話し
野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: キリスト教は難しい? 5.貧しい人の宗教

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
 「キリスト教は難しい」という声を、よく耳にします。どこが難しいのでしょうか?今週はこの問題を、様々な面から考えています。そして、それが誤解なら正しましょう。

 「心の貧しい人々は幸いである」とキリストが言われるように、キリスト教は、「貧しい人・弱い人」にはわかりやすいのですが、「豊かな人・強い人」には実に難しいのです。
 では、この「貧しい・豊かな」の意味は?
 ここが、ごく単純なキリスト教が「わかるか・わからないままか」の最大の別れ道です。

 ここの「豊か」というのは、持ち物が多いこと、暮らし向きがよいことも無関係とは言いませんが、むしろ心がモノに頼っていることです。ここの「豊かな人」とは、自分には財産がたくさんあるから安心だ、偉いのだと心で思う人のことです。
 こういう人は大抵キリスト教がわからないでしょう。

 キリスト教は貧しい人の宗教です。持ち物が乏しい、体が弱い、社会的地位がない、いやむしろ、しばしばそれらを通して自分というものの弱さを知る人、そういう人にはキリスト教がよくわかります。その弱い人が、キリストを信じて本当の意味で強くなるのです。

 「本当に強い・豊か」とはどういうことでしょうか。持ち物が多いことではなく、心が豊かでモノに縛られないことでしょう。

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