リジョイス聖書日課

マルコ15章 アリマタヤのヨセフの勇気

聖書日課
2014年10月23日(木)

マルコ15章 アリマタヤのヨセフの勇気

アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。(マルコ15:43)

 時は既に夕方になっていました。もうすぐ安息日が始まるというゆとりのない状況の中、主イエスの遺体を引き取るためにピラトのもとを訪れたのは、ペトロでもなく、ゼベダイの子らでもなく、また主イエスの家族でもなく、主イエスの隠れた弟子であったアリマタヤ出身のヨセフでした。

 これは彼にとって、たいへん勇気のいることでした。事実はどうであれ、神を冒涜し、群衆を惑わしたという理由で十字架刑に処せられた犯罪人と関わることは、彼のユダヤ人社会での地位を危うくしかねないことです。もともと彼は、主イエスが神の国の福音を宣べ伝えていたとき、ユダヤ人たちを恐れて主イエスの弟子であることを隠していたのです(ヨハ19章38節)。

 しかし、主イエスの十字架の死を知ったいま、もはや周りの目を気にして何もしないでいることはできませんでした。ヨセフの心の中に恐れを乗り越える勇気が宿っていました。それは主イエスの十字架が与えてくれた、主を証しする信仰の勇気でした。

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