リジョイス聖書日課

創世記11章 人間のおごりとバベルの塔

聖書日課
2013年1月17日(木)

創世記11章 人間のおごりとバベルの塔

「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」(創世記11:6-7)

 同じノアの子孫として出発したにもかかわらず、世界にはどうしてさまざまな言語があるのでしょうか。今、世界には約6500もの言語があります。聖書はその原因にバベルの塔の出来事があると言います。

 同じ言葉を話していた人類は、自らの力を誇り、自らの栄誉のために、天まで届く塔を建てようとしました。

 すると、神は、言葉を乱され、その企てを中断なさいました。人間が、その限界をわきまえず、おごり高ぶるなら、行く末は破滅だからです。

 近年の科学技術の発展には目を見張るものがあります。しかし、同時に人類は、世界を破滅させる核や原子力発電所の脅威と隣り合わせです。人類の言葉が乱され、塔の建設が中断させられたことは、実は、破滅を防ぐための憐れみでした。

 主イエスが世に来られたのは、分裂していた人類を、福音の告知により、一つにするためです。キリスト者が、主から建徳の言葉を学び、自らの限界をわきまえ、主の愛の中で共に生きる時、世界に真の一致が生まれます。

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