あさのことば

ルカによる福音書6章から(2)

放送日
2012年1月12日(木)
お話し
木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: ルカによる福音書6章から(2)

 いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。

 その日、イエス様の教えに耳を傾けている人の中に、右手の利かない人がいました。片手が使えないというのは本当に不自由なことだと思います。聖書のこの箇所には書かれていないのですが、たぶんこの人はイエス様に癒しをお願いしたのだと思います。ファリサイ派が待ち構えています。安息日にしてはいけないことをイエス様がするだろう、と。面白いのはファリサイ派でさえ、イエス様がこの人を癒すことができると思っていたことです。癒すことはできるし、しても良い。しかし今日は安息日、人を癒すことは働くことだから、神様の教えを破ることになるのだぞ。ファリサイ派の人たちには片手の不自由な人はどうでも良く、ただ「安息日に働いてはいけない」という規則の文字しか見えていませんでした。明日があるじゃないか。しかし、イエス様はそうではありませんでした。今日癒すことは救い、今日癒さないことは殺すことに等しいとお考えになります。

 旧約聖書の規則のすべては要約すると「愛」だと、イエス様は教えておられます。愛を示すこと、愛の業が、神様が一番求めておられることです。安息日に働いていけないのはこの神様への愛、神様からの愛の妨げになるからです。

 わたしたちはもちろんファリサイ派ではありません。しかし、立ち止まって考えなければならないと思います。神様を礼拝すること、聖書を読むこと、お祈りすること、クリスチャンになること、クリスチャンであること。それが形だけになっていないだろうか。生きておられる神様とお会いしているだろうかと。右手の利かない人のように、わたしくたちは神様の愛の中に生かされているのですから。

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