櫻井良一(東川口教会牧師)
メッセージ: 自立ではなく依存していく生き方
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
「もっと強くなりなさい」。そのようなアドバイスをわたしたちは人からされたり、また人にしたりすることがあります。そのアドバイスの目的は、わたしたちがいつまでも親やその他の人に依存する生き方をやめて、自分の力で生きることができるようにするためです。わたしたちは大人になろうとするなら、必ず自分の力で立ち、自立しなければなりません。
実は聖書も、わたしたちに「強くなりなさい」と教えています。しかし、同じ言葉でも聖書の勧めの意味は全く違っています。なぜなら、聖書はわたしたちが神様に全面的に頼ることによって、「強くなりなさい」と教えているからです。どうして神様の力に頼る必要があるのでしょうか。それは、わたしたちを苦しめているすべての悪の力の根源は、わたしたちの力ではけっして太刀打ちできないような相手だからです。
だから、聖書はわたしたちが自分の力で生きるのではなく、すべてのものに勝利することができる神様の力に頼って生きるようにしなさいと教えているのです。このような意味で、聖書はわたしたちが自立して生きるのではなく、神様に依存して生きることを勧めています。そして、この神様の力に頼って生きる者は、困難の中でも神様の助けを受けて力強く生きることができると教えているのです。
聖書の言葉
「最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。」エフェソの信徒への手紙6章10節から11節です。
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